※ 今回は電化製品の分解整備を行いますが、慣れてない方や知識の無い状態での作業は重大な事故を引き起こす危険性が有ります!私も知識の無い初心者なので、この記事は参考程度に読んで頂き、作業される場合は自己責任でお願い致します!
前回の記事で『DT77』から音が出たとこまでは良かったのですが、それと同時に新たな問題が発生!電源を入れてもスグに音が出なかったり、コブラトップを開閉すると暴走し始めたり…。CDも読み込めないままだし。なかなか上手く行かないもんですね。
「それでもオラは諦めね-ぞ!」
経験を積み重ねた結果が「成功」と呼ばれるのだ!失敗を恐れて何も行動しなかったら、成功する可能性はゼロ…。でも、そこに向かい1歩でも足を進めれば0.1%でもプラスに変わるんだ!失敗してもそれはプラスなんだ!
と自分に言い聞かせ、失敗した時の事なんか考えず楽しみながらチャレンジすっぞ!
って事で今回は「フラットケーブルの交換」と「CD基板の電解コンデンサーの交換」をして行きま~す。それでは前回の続きから行ってみよ~🎵
⇩⇩⇩前回の記事はコチラをご覧下さい⇩⇩⇩
【 目次 】
フラットケーブルの交換
いろいろ調べて行ったら、コブラトップから出ている配線(フラットケーブル)の断線が発覚!これは決定的な原因を突き止めましたぞ。あとはケーブルを交換すれば全て解決かな?
ってことで、早速ケーブルを取り寄せました🎵
現物の長さを測定したら約165mm。そこで検索したら出てきましたよ。
サイズは150mm(150A)と200mm(200A)が有りました。どっちかイイんだ?短いと届かないし、また切れても嫌なので余裕のある200mm(1890円)を注文しました。
※「A」は電極面が同一面 にある物で、「B」は電極面が逆面にあります。
余談ですが「Amazon」で買い物をする時はいつも奥さんにお願いしてるのですが、「現在在庫切れ」状態だって!そんなバカな、俺の携帯では「残り8点 ご注文はお早めに」の表示になってるのに?同じ商品を見てるのに端末によって在庫が無くなるとか有るんですかね?
しかたない…自分で買うか~!(最初からヤレよ)
まずは200mmで間違いない事を確認。
それではバラして行きますか~!
コブラトップのバラし方は前回の記事を見てもらうとして、今回はジョグダイヤルを先に外してみた。ちょっとバラしにくかったのでコレが原因かなと…。
引っ張れば簡単に外れます。
しかし、別にバラしやすくなかった…。前回以上にてこずったしコツも分からんです…。
コレが接触不良を起こしてる純正ケーブル。
こんなに折り目が付いてる。開閉する時はグニャグニャと曲がるから、ケーブルのストレスは半端ないのだろう。
純正ケーブルを伸ばした状態で長さ測定。なんと180mmだった!意外と長かったのね。200mmを買っといて本当に良かったです~♪
真横の基盤に接続するのにケーブルを折り曲げ90°向きを変えるのですが、ここは無理が無いように緩めに曲げておきましたよ。
コブラトップ側は少し奥まった位置で差し込みにくかったので、基盤を止めているネジを外し、少し浮かせた状態にしたら簡単に差し込めました!
フラットケーブルは決して無理に入れないように!固くて入りにくい時は、中で端子が折れ曲がってる可能性が高いです!1度引き抜いて端子の状態を確認しましょう。(私はCDデッキのケーブルで失敗してます)
コブラトップを元に戻して本体に取り付けます。
フラットケーブルの下側を真横の基盤に差し込みます。これも慎重に作業して下さいね!細い方のフラットケーブルもメイン基板に取り付けます。
これは後ろから見たとこですが、こんな複雑に折れ曲がるんですね。純正よりも15mm長い状態で少し余ってますが、ま~大丈夫でしょう。
あとは元通りに組み直します。もう慣れたもんで目をつぶってても出来ますね~🎵
それではお待ちかね
ドキドキしながらポチッとな👉
「電源が入ったぜー🎵」
暖機の必要も無く1発で入りましたよ!ソースの緑ランプが点くって事は成功の証です!以前は電源の赤ランプしか付かなかったですからね。
リモコンでボリュームのダイヤルもバッチリ作動するぞ!
「CDも普通に聴ける!」
(LDプレーヤーの外部入力です)
これは普通の事なのですが購入してから約1ヶ月間、全く音の出ない状態から初心者なりに苦労して調べて「やっと辿り着いた普通の状態」なんですよね!
「こりゃ達成感あるぜ!」
マジで嬉しいな~♪ 苦手だった電気修理ですが「自分でも直せるんだ!」と自信が付きました。ってまだCDを読み込まない不具合は残ってるので、更に修理を進めて行きますね。
CD基盤の修理
今は外部入力(LDプレーヤーなど)で再生したものでしかCDを聴けない状態。CDラジカセと言うからには、何としてもCDデッキを復活させたい!
バチが当たりそうな禁断のネジも適当に回してしまいましたが、次にできる事は「電解コンデンサー」の交換です!
いろいろネットで検索したところ、CD基盤のコンデンサーを変えたら読み込むようになった記事が多いんですよね。だったら迷うことは無い!チャレンジあるのみです(*^^)v
そこで購入したのがコチラ。電解コンデンサーセット!(500個入り)
正確に500個入ってるか確認してませんが、なんか「お菓子の詰め合わせ」にたいで楽しいですね🎵これが正常に機能する物かなんて私には分かりませんが、こんだけ入って1605円はお得な気がする。
ついでに買ったのが「ハンダ吸取腺(355円)」です。これは基盤からコンデンサーなどを外す時に、溶けたハンダを吸い取らせる便利なアイテム。らしい…。
こんな物が有ること自体、私は知りませんでしたね。なんだか使うのが楽しみ(*´艸`)♪
電解コンデンサーの交換
CDデッキを の外し方は前回の記事を参考に。デッキを裏返すと制御基盤が現れます。
2本のネジと爪2ヶ所を外してね。
最初に小さなコネクター2個を外すのですが、これが意外と固かった。グリグリやってると基盤側の付け根が緩みそうだったので、基盤側を確実に押さえて少しずつ外しました。配線を引っ張ったりしちゃダメですからね。
なんとか無事に外れました。
基盤を裏返すと茶色いコードが出現!こいつを外すにはコネクターの爪(ロック)を矢印の方向に片側ずつズラして下さい。
CD基盤のコネクターは以上です。
コンデンサーは全部で16個あります。どれを交換すれば良いのか検討も付かなかったが、フォロワーさんより「50V1μF」を交換するとCDを読み込む事がある!って教えて頂いたので確認します。
どこに「50V1μF」が取り付けられてるのかは、コチラの記事を参考にしました。
左下の赤丸部に1個、右上に2個有りました。
コンデンサーのナンバーはコチラの表で確認。
どれを交換したらイイのか分からないので、まずは左下の「C748」からだな。
右上の「C753」と「C754」は後回しっと。
念のためコンデンサーに書かれた容量も確認してと。
裏返して位置を間違えないように何度も確認…。やらかす自信があります。
ハンダ作業は中学生の時に学校の授業で習ったような…。ま~そんなレベルの経験しか無い私ですが頑張って作業しましたよ!両手を使う作業なので、もちろん写真は撮れなかったです。
溶かしたハンダは「ハンダ吸取線」を使って取り除くのですが、これが全く使いこなせない…。プルプル震えた指先で「あーでもない、こーでもない」と独り言を呪文のように唱えながら格闘しました。
「やっと外れたーー!」
いや~苦戦しましたね。慣れれば簡単なんでしょうけど、初めて行う作業が上手く行くことなんて稀ですから…。
めっちゃ基盤が黒くなってるぞ?これって大丈夫なんか?でも今の私にはコレが限界です。
「あとは経験を積むのみ!」
と自分を慰めて先へ進みます。
新品のコンデンサーを取り付けるのですが、まずは外径に印字されてる容量「50V1μF」を確認。
電極のプラスとマイナスの注意!足の長い方がプラス、短い方がマイナスです。マイナスには白いラインも入ってますからね。
基盤にも白いラインが描かれてるので同じ向きに合わせます。背の高いコンデンサ-なので干渉を避けるために寝かして取り付けた。
ヒックリ返してハンダ付けですね。
ま~見てて下さいよ成功しますから!
「超汚ねーな!!!」
仰る通りで御座いまする。まだまだ初心者ですが…何か?
何も知識の無いまま適当にやればこんなもんでしょ。
初めてのコンデンサー交換は、点数で言えば10点くらいでしょうか?とりあえず「基盤に固定できた」って事で許してチョンマゲ~🎵
ま~こんな汚いハンダ付けだし、このコンデンサーが原因だとも限らないし、成功するなんて事は有り得ないかな…。
諦め半分で組み付けを行い、
「再生ボタンON!」
これでCD読み込んだら奇跡だな。
「えーーーーーっ!」
「読み込んだけど!」
これには私もビックリ仰天でした!
だって数あるコンデンサーの中の初めの1個、しっかり着いてるのか着いてないのかも分からないほど汚いハンダ作業ですよ?今まで読み込まなかったのが嘘のようにCDが再生されて行く~🎵
「こりゃ~超嬉しいぜ!」
と思ったのですが何か違う?
何だか音が小さいんだよね。今までLDプレーヤーで再生してましたが、同じボリュームだと明らかに小さいの!しかもボリュームを上げても迫力が無い感じって言うのかな?
交換したコンデンサーは、あくまでも「CDを読み込む為のコンデンサー」なのか?
だとしたら逆に納得ですね。全く仕組みは分からないけど、正常な音量を出すためのコンデンサーが他にも有るって事じゃない?(根拠の無い勝手な予想)
「次はどっちを変えようか?」
考えても分からないので、残り2ヶ所のコンデンサーは同時に交換だぜ!
「C753」と「C754」を裏から見た状態です。位置を間違えないように確認してね。
その結果、
「全く変化なし…」
そんな上手く行かないよね~
ちょっと残念ですが要因は1つ消えたからOKでしょ。
「さてどうするか…」
次はどれを交換しようか調べてたら「50V1μF」は全部で4個ある事が分かった。と言うよりも見逃してただけです。
そうと分かれば交換あるのみ。
ここに有りました「C714」です!こんな所に隠れてたのね。
無事に交換作業は終了。何だか少し慣れて来たので交換も早くなって来ましたよ。
この場所は干渉しなそうなので普通に立てて装着。
「なんか少し良くなった?」
ハッキリは言えませんが、音が少し大きくなって迫力が増した感じ!気のせいなんかじゃなくて確実に良くなってる!交換したのは音量に関わるコンデンサーだったみたいだね!
まとめ
今回は不安定だった電源を、フラットケーブル交換により解決。読み込み不能だったCDデッキをコンデンサー交換により解決。DT77が確実に生き返って来てますよね!
CD基盤のコンデンサーを交換して思ったのですが、他のコンデンサーも全て交換すれば新品時の性能に戻るんじゃね?
何も根拠は無いですが、良くなる事はあっても悪くなる事はない気がして来ました。そうと決まれば全部変えちゃいますか(^_^)b
「トドメ刺すかも知れんが🎵」
☆過去記事の紹介☆
ジャンク品『RX-DT77』の購入から分解まで。
フィギュアのレビュー記事も書いてます💕
スーパーブラックバード!カッコイイ愛車紹介!
今回も最後まで見て頂きありがとうございました。次回の投稿もお楽しみに~🎵
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