※ 今回は電化製品の分解整備を行いますが、慣れてない方や知識の無い状態での作業は重大な事故を引き起こす危険性が有ります!私も知識の無い初心者なので、この記事は参考程度に読んで頂き、作業される場合は自己責任でお願い致します!
前回の記事では購入した『DT77』の紹介と分解手順、そして全く音が出ないという残念な結果を報告をさせて頂きました。私も想像してなかったジャンクっぷりでしたね。
⇩⇩⇩ 前回の記事はコチラをご覧下さい ⇩⇩⇩
今回は私なりに故障原因を調査(あくまでも自己流で)して行きますが、結果から言いますと、
「音は出ました🎵」
どうやって原因を突き止めて修理したのかと言うと、私にも良く分かりません…。でも、とにかく音は出ましたので明るい未来が見えて来ましたよ。それでは前回の続き行ってみよ~♪
【 目次 】
ボリュームスイッチ調査
ラジオはFM・AMの両方が聴けない、CDトレイは開く気配もない、カセットテープは回転するが聴けない…。
そんなダメダメ君なDT77ですが、よ~く耳を澄ましてみると何か聴こえる?
「こんな事イイな~🎵」
「できたらイイな~🎵」
ドラえもんの歌が微かにだが聴こえるぞ!
ボリューム全開にするとスピーカーから虫の息のような小さな音量で聴こえるじゃないですか!何なんだこの現象は?
そんな事より今はDT77から音が出たこと自体が奇跡のようで感動しました!
「生きてる!まだ助かる!」
音が出るって事はスピーカーは生きてる?では問題はボリュームスイッチかもね!
こちらがかメイン基盤(勝手に命名)。その右側に付いてるのが『ボリュームスイッチ』。
上の円盤にはボリュームダイヤル(丸い回すやつ)が付きます。その下がボリュームスイッチ。左側のモーターは、リモコンで音量を調整した時に作動する所ね。
電極は右側の根元に有ります。
ボリュームスイッチって三極だと思ってたけど、こいつは六極も有るの?
これは基盤を裏から見た状態。確かに六極あるけど回路図なんか無いから、どれが何なのかサッパリ分からんしお手上げか?
ボリュームスイッチは回すことで内部の電気抵抗を変化させて音量を変化させる構造なので、テスターを使って抵抗値が変化するかを調べました。
その結果、どの端子だったかは忘れましたが、ボリュームスイッチを回すと抵抗値が変化する場所を発見!
「スイッチは生きてる!」
ただ抵抗値が変化しただけで問題ないと判断するのは早いですが、だってこれ以上は全く分からない世界なんだもん…。
このあと確認のため実家にあったCDラジカセを借りて、お互いのボリュームスイッチ同士をハンダで接続したところ、実家のCDラジカセの音量を調節する事ができました。
(写真を撮り忘れたゴメン!)
ついでに実家にあったミニコンポのスピーカー配線をDT77のスピーカーに接続してみたところ普通に音が出ました!これでスピーカーも問題ないことが確認できましたね。
(写真を撮り忘れたゴメン!)
ボリュームスイッチが1番怪しいと思ってたのに問題無いってことは…。もう素人には修理不可能なレベルって事なのか?
ナゼか音が出た!
もう諦めるしかないと戦意を喪失しながら組み立てました…。カセットテープを入れて再生スイッチを押す。やっぱりダメだ…。
もうヤケになってリモコンのボタンを適当に押しまくっていたら突然…。
「こんな事イイな~🎵」
「できたらイイな~🎵」
('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )エッ!!!
「音が出たぞ?!」
えっなんで?あまりにも突然の出来事!しかも爆音で再生されたドラえもんの主題歌~♪
さっきまで無反動だったのに、今ではリモコンでボリュームの調整もできるじゃん!
しかも
「FMヨコハマ聴けるー♪」
FMだけじゃなくAMもバリバリ入ります!
ラジオも復活、マジで何じゃこりゃ状態♪
組み直した直後なら配線の接触不良とかが考えられるが、急に動き出すって意味不明だろ?
音が出るようになった原因は良く分からないままですが、とりあえずは…直ったって事なのかな?
相変わらずCDトレイは出て来ないが、イジェクトボタンを押すと何やら中で「ジーー」って音がするぞ!
以前は全くの無反動だったのに、今は開けようと努力している。
「頑張るんだー!」
「お前はデキる子だー!」
なんて応援は届かずにダメだった…。
あとでバラしてみますか。
CDデッキがダメでも外部入力が有るもんね~!LDプレーヤーをAUXに繋げは音出るもんね~♪(たぶん…)
やっぱり聴くのは30年前のCDですね。B’z、レベッカ、パーソンズ、BOOWY、バービーボーイズ、etc。懐かし過ぎる~♪
まずは『B’z』でしょ!
「これがCDの音だぜ~!」
『だぜ』と言えばこの人
※ CDラジカセとは全く関係ありません
CDの音がDT77のスピーカーから出てる!いや~感動しますね。
DT99みたいにグライコは付いてないんで、このDT77で音質調整できるのは2ヶ所。『S-XBS LEVEL』で低音はMAX、『TONE』は全開だとシャカシャカ耳障りなので7目盛りくらいか?
「低音MAX最高ー!」
コレですよ!携帯やテレビでは絶対に出せない迫力の重低音&クリアな高音質!時間は一気に若かれし頃にタイムスリップ~♪リアルに泣きました。
最近買ったCDも聴いてみる。
最近と言っても私が買ったのが最近なだけで、発売されたのは10年前くらいのCDです。
「ぜんぜん音がイイ?!」
同じCDじゃないのでハッキリは言えませんが、凄くクリアな感じと言えばイイんですかね?CDの寿命は30~50年と言われてますが、やはり傷や劣化で音質は落ちるのでしょうね。
しかも、再生してるのは25年前のLDプレーヤーで外部入力ですから。こりゃ~何としてもCDデッキを復活させて聴き比べたいですね~♪
CDデッキの修理。
まずはバラしてCDデッキを取り出す。イジェクトボタンを押しながら引っ張ったら出た!
こんなに簡単に出るんか~い♪ あまりにも簡単に出たんで拍子抜けしました。動きはイマイチなんで軽くグリスアップしました。
それではCDを入れて再生ボタンON!
「回ったどー!」
(CDが回っただけで嬉しい)
でも、キュルキュルキュルー…。
何分待っても読み込まない。
CDを読み込まない時はピックアップの汚れが原因って聞いた事があるので、綿棒で軽く拭いてみた。
やっぱりダメだ…。そこでネットで検索したところ、ピックアップレーザーの出力調整すれば読み込む時が有るらしい。
しかし、この部分は素人がイジるのは危険!とも書いてありました。ま~これを聞いて普通の人はやらないだろうけど、他に道がない私はやりますけど何か?
まずはCDデッキを裏返すと基盤があります。ネジは2ヶ所、青丸に爪が2ヶ所。
基盤を上に持ち上げたら見えました!
コレが禁断の調整ネジか!
でも奥まった所に有るからマイナスドライバー入らないじゃん。おバカな私はラジペンで回します。だって他に無いし…。
回す量は微妙らしい。角度でいうと5度くらいで、左に回すとか右に回すとか正解がハッキリしないので両方とも試してみよう。
右に左に微妙に角度を変えて、そして組み付けてを10回くらい試したが全く変化せず…。ネジ君もボロボロ状態になり「もう回さないで~!」って声が聞こえたので終了です。
まだ道は有るさ!と思って捜索を続けてたら、またしてもオレンジ色の怪しいネジを発見してしまった。
これまた「回してくれ~!」と言わんばかりにプラスの形状が♪
これは「フォーカス調整」を行うネジらしい。たぶん…。違ったらごめん…。
これまた素人が簡単にイジってはダメな禁断のネジらしい。
ここまで来ると逆に感覚が狂って来て「回せる物は全て回さなきゃ!」って衝動が抑えられなくなってます。既に壊れてるから怖いもん無しでしょ♪
でも結局はダメだった。
こちらも微妙に回して組み付けてを繰り返すこと18回くらい?流石に疲れて諦めました…。
もう調整できる部分は無いですね。あと思い付くのはコンデンサーの交換くらいかな。これはコンデンサーを買ったら挑戦してみよう。
やっぱり音でない?
CDデッキは壊れてるけど、外部入力でCDは聴ける。ラジオも問題無く聴ける。テープはデッキ1は調子悪いがデッキ2は聴ける。
どうして音が出るようになったかは分からないけど十分じゃん♪って思うかも知れませんが違うんです。
「運がイイ時しか音出ない」
どう言う事かと言いますと、まずは電源を入れるでしょ?とりあえず動きません。何をしても音は出ません、リモコンでボリューム調整もできません。もう最初の状態と同じ…。
でも少し待ってると音が出るようになるんだな。旧車でもないのに暖気が必要?って感じなんです。
もう1つ分かったのがコブラトップ。開閉する仕組みなんですが、動かすと接触不良で急に音が切れたり、勝手にソースが変わったり、テープが動き出したり…。
このコブラトップからはフラットケーブルが2本出てるけど断線してんじゃね?それか操作ボタン下の基盤?
コブラトップ分解
ボディをバラしてコブラトップを外すとこは前回の記事を見てもらうとして、まずは2本のフラットケーブル端子の状態を目視で確認。
端子は問題ないみたいですね。この部分も適当に差し込むと簡単に壊れますからね。
それではモニター部分と操作パネル部分を分けます。左右のヒンジは各2ヶ所のネジで止まってます。
片側だけですがスプリングが有るので外して行きます。
先端はクランク形状になってるので少しコツが必要です。
「知恵の輪」を外すみたいにグニグニ角度を変えながら上手に外して下さい。
なんとか外せましたね。
コブラトップはプラモで言う所の「モナカ構造」なので前後に別れます。ネジは2ヶ所。
派手に壊したくないので慎重に広げます。
でも、中の爪が何処にあるのか検討も付かないので、結局は適当にやってたら外れた♪
爪は上側に4ヶ所。
下側に1ヵ所でした。
モニターとジョグダイヤルだけなのに、意外とデカい基盤が入ってるのね。
でも左側には「FOR DT99」って書いてある。グライコだけで左半分を使うってか…。
そんな事は気にしないでテスター攻撃だ!
細い方が6ピンで太い方が30ピン。導通を確認しながらケーブルを動かします。さすがに1人では腕が1本足りないので、お勉強してる次女に助っ人を頼みました。
その結果、細い方は全く問題なし。
しかし、太い方がダメでしたね。上から順に確認しましたが、7番と9番が断線してる…。
それから13番だったか?それ以降は全て反応しなかったので、DT99のグライコに使う部分なのかもね。
やっと気付いたのですが、この「コブラトップの基盤」めっちゃ重要なんじゃね?!
ただモニターを映すだけの回路だと思ってたけど、音に関わることを制御するメイン基盤と同じくらいに超重要な部分なんじゃね?
この太いフラットケーブルを
交換すれば全て解決する!
CDの読み込みは別問題な気もするが…。
そうと分かればケーブルのサイズだな。
幅=38.7mm ピッチ=1.25mm 長さ=165mm
1490円+送料200円…。意外と高いんだな。
ちょっと…今は金無いんで我慢かな。
まとめ
いろいろ調べても原因が分からず、急に音が出たと思ったら出なかったりで。どんな物を修理するにしても、結局は地道に確認して行くしか無いんですね!次はこのフラットケーブルを購入して交換したいと思います。いや~知識が無い素人でも楽しく修理できるもんなんですね~♪
CDデッキに関してはコンデンサーが臭いので、怪しい激安品を買っておきました。
ケーブル交換してもCD読み込まない時は、ガンバって交換しちゃいますよ(*^^)v
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☆過去記事の紹介☆
ジャンク品のCDラジカセ『RX-DT77』紹介から分解まで
フィギュアのレビュー記事も書いてます。
カッコイイ愛車紹介!
今回も最後まで見て頂きありがとうございました。次回の投稿もお楽しみに~🎵
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