今回はタイヤ交換です。
ボンビーは何でも自分で作業します。まさか店に出さずに自分でタイヤ交換するなんて思わなかったですが、何事にもチャレンジするって事が大事ですよね。
結果から言いますと、
純正ホイールなら交換可能✨
初挑戦の私ができたのですから、バイクからホイールを外したりできる人なら誰でも可能だと思います。最初に最低限の工具さえ揃えれば次からの工賃はタダ👍✨
マグホイールは無理でした💦
軽量に作られたマグネシウムホイールは内部形状が純正と違うので、初心者の私には無理でした。凄い悔しかったですが勉強になりました。
※ タイヤはバイクを安全に走行させるために、非常に重要な役割を持っています。間違った作業を行うと空気が抜けたりホイールが外れたり重大な事故につながる恐れが有ります!正しい知識を持ってからの作業をオススメします。この記事の内容も私個人のやり方なので、参考程度に読んで頂きたいと思います。
【 目次 】
なぜ自分で交換する?
タイヤ持ち込みでの交換工賃が高い!
金が有ればバイク屋に頼むんですが、近所のバイク屋に工賃を聞いたら「前後で工賃は15000円です」だって😱💦 基本的にタイヤ持ち込みの場合は値段が高いらしい。店でタイヤを買えば工賃は安い。ま~これが普通なんでしょうけど私には無理…。店での交換は諦めました。
って事で自分でやるしか道は残されてない。ネットで検索したら自分で交換してる人もいるじゃないですか!それなら私にも出来るんじゃね?工具の初期費用は掛かりますが、次からは工賃ゼロ円ですから!自分のレベルアップも兼ねて
チャレンジしまっせ~✨
必要な工具
最低限の工具を揃えてみた。5000円くらいなので店に出すより安く済みます。
まずタイヤを外すには『タイヤレバー』が必要です。自転車のタイヤ交換をした事がある人なら分かると思いますが、あの引っ掛けてタイヤを引っ張り出す棒です。
3本あれば交換できると言うので、タイヤレバー3本、リムプロテクター3個、ムシ、ムシ外しまで全てセットになった『タイヤレバー23点セット』。
格安タイヤレバーは作業がしづらいとレビュー記事にあったので、少し値は張りますが『KTC タイヤレバー』も1本購入。実際に使った感じは、先端が薄くてビードに引っ掛けやすかったです。
タイヤを外す時に落としたビードを保持する『ビードヘルパー』。使えるか分からんが1000円ならいっか。
タイヤ交換後のバランス取りに使う『バランスウェイト』。何g が必要か分からないので120g を購入しました。
まずはタイヤ外し
ブラバを買った時に予備として頂いたホイール&タイヤです。本当にありがたや~✨
まずはフロントタイヤから外してみます。汚れてもイイように下にダンボールを敷きます。そのままだとブレーキディスクが当たってしまうのでタイヤの下に木材を入れて高くします。
できれば1周ぐるっと四角い形がイイのですが材料が足りなかった。
実際にタイヤを外して分かったのですが、時間が掛かって大変なのが『ビード落とし』です!
チューブレスタイヤは空気が漏れないように、ホイールの『リム』とタイヤの『ビード』がピッタリと着いています。このピッタリハマった状態から、ホイール内側の広いエリアまでビードを下げる行為がビード落としです。空気が漏れない代わりにピッタリハマってるから大変なのよ💦
ビードブレーカーが有れば一瞬です🎵 でも私には買えなかった…。
しかし、コレが有れば大丈夫✨
タイヤ保護スプレー❗️
車のタイヤ側面にスプレーして、少し待ってると汚れが落ちて真っ黒ツヤツヤになるアイテム✨ビードクリームや洗剤などでもイイのですが、それより何倍も効果がある…らしいです。運良く10年前くらいに買ったのが車に入ってたので出費なし🎵
参考にした記事はコチラです。
それではスプレーをリムの周りに1周吹き掛けます。
ポイントは「ケチらず大量に❗️」
こんな感じにリムとタイヤの間にレバーを差し込んで、テコの原理でレバーを下げます。これを1周ぐるっと。
「全く下がらんぞー💢」
こうなったら更に追加でスプレーだ!今度はレバーを2本使用してダブル攻撃だぜ!
「ズズッ」ってゴムがズレる音がします。このままリム全周を少しずつ位置を変えながら続けました。
「ビードが落ちた🤣❗️」
それは何の前触れもなく訪れました。「ポコン」て感じでビードが落ちて、中央の広くなった部分に移動しました。
1ヶ所落ちればあとは簡単。レバーを使ってなんの苦労も無く1周ビード落としが完了です✨
片側が落ちたら反対側のビードも同じ要領で落としてね。
次はタイヤをホイールから外す作業です。やり方は自転車のタイヤを外すのと同じ。リムを痛めないために『リムプロテクター』を使用します。
良く分からんから適当に配置してみた。
プロテクターを付けた位置と対角線の位置を手で押して、ビードを内側の広い部分に落としておきます。この状態じゃないとレバーでタイヤを引き出すことができません!
その状態を保持するには、両膝で乗っておくとイイですよ。でもズボンは汚れるので洗って下さい。
その体勢のままリムの隙間にレバーを差し込み、タイヤのビードに引っ掛けます。
横から見た図。
滑りを良くするためにスプレー。もう中毒です。
「ぐにゃ~」って感じでタイヤが持ち上がりました。
そしたら今度は2本で「よっこらしょ」
レバー2本でタイヤを持ち上げた状態で、まだ上がってない部分に3本目を入れて持ち上げると
「ポコンッ」
「外れましたよ~😆🎵」
自転車よりも固いですが作業は全く同じ感覚。もっと固いのかと思ってましたが、意外にアッサリと外れましたね。タイヤ保護スプレーの威力も有るんでしょうね。
残りは手の力で簡単に引き外せました。
あとは超簡単🎵
残るは反対側です。こちらもタイヤ保護スプレーを塗っておきます。
リムプロテクターを装着して、ホイール内側からレバー先端をリムに引っ掛けます。
レバーを上にグイッと上げます。
そのまま一気に反対側まで回すと
「ヌルんっ」って感じで抜けます。簡単に外れたのでホイールが転がってしまいました。
いや~終わってみれば呆気ない…。初めてのタイヤ外しは慎重に作業したので40分くらい掛かりました。
よ~し次はリアタイヤだ!フロントより難しいのか分からんが進めます。
今回もリムに1周スプレーをかけます!2本のレバーを使ってグリグリ~🎵少しずつ位置を変えてグリグリ~🎵
この作業は1周やる必要はないですね。やるのは1/3周くらいで、ポイントは『スプレーをタイヤとホイールの間に浸透させる』だと思います。
「パコーン」
リアも簡単にビード落とし完了です✨
今更ですがズボンが汚れるのか嫌なので『ビードヘルパー』を使ってみました。説明書が付属しないので使い方が分からん…。タイヤを上から押して適当に嵌めてみた。
またスプレーを吹いてから、あとはフロントと同じ要領ね。リアはワンサイズアップだけど固いとかは無かったですね。
もう慣れたもんで15分くらいで外せました。
タイヤ保護スプレーでヌルヌルのベッタベタ💦キレイに拭きあげましょう。
外したタイヤの銘柄
【フロント】 : DUNLOP
SPORTSMAX ROADSMART II
【リア】 : BRIDGESTONE
BATTRAX HYPERSPORT
このリアタイヤって減りが早いやつか?また中央だけ減るんだろうな~💦
タイヤの取り付け
いよいよタイヤの取り付け作業です。まずはブラバに付いてるホイールを外さなくては。このブラバは買ってから約2年ですが、自分でホイールを外すのは初めてです。
もうスリップサインが出てます。それ以上に端まで使ってないのが…悔しいです😭
「いつか見てろよ~❗️」
( タイヤを端まで使わないと恥ずかしい世代 )
フロントタイヤが設置してるうちにボルト類を緩めておきます。リフトアップしてからだと不安定なので危険です!
フロントフェンダーは外さないで大丈夫でした。純正フェンダーは長いので分かりませんが…。
左側はセカンダリーマスターシリンダーのボルト2本と、下側のキャリパーマウントの1本を緩めます。
右側はキャリパーのボルト2本と、アクスルシャフトのボルトを緩めます。
アクスルシャフトのボルトは22mm。メガネレンチを持って無かったので、家から徒歩3分のホームセンターへGO!(事前に買っとけよ)
フォーク下端のボルト(左右のフォーク各2本)を緩めます。 ※ このボルトは最初に緩めるだけで、リフトアップ後に外す必要は無いですので。
オイルパンでジャッキアップするのでアンダーカウルを外します。
センタースタンドの下に適当な木材を入れてます。少し車体を高くしないとフロントタイヤが浮く前にセンタースタンドが浮いちゃうので危ないです!
もちろんジャッキとオイルパンの間にも木材を挟み込んでますよ。
フロントが浮いたら、先程緩めたブレーキ周りのボルトを全て外します。最後にアクスルシャフトのボルトを外してシャフトを引き抜きます。
カラーは長いのが右用、短いのが左用ね。
位置を間違えないようにシャフトに通しておく。
ホイールが外れました✨ブレーキキャリパーは紐などで吊るしておくと安心です。自分は忘れてました。
さ~てタイヤは外れるのかな?
「ビードが全く落ちないぞ❓」
昨日は余裕でできたビードが落ちない💦
なんでだろ⁉️全周やっても全くダメ。あと少しっぽいんだけど、マグホイールは難易度が高いのか?30分以上も格闘しましたが残念ながら諦める事にしました…。
本当に悔しいけど、友達の働くスタンドに持って行きビードブレーカーを借りることに。バルブのムシは外した方がイイと言うので外してみたら「プシュー」って音が。
「あれ?」
エアーが完全に抜けてなかったみたいです。もしかしてエアー圧が残ってたからビード落ちなかった?そうかもしれないし違うかもしれない。
とにかくビードブレーカーを使用したらビードは簡単に落ちました🎵
ビードさえ落ちれは外すのは簡単。ノーマルホイールと変わらず一瞬で外せました✨
それでは組み付けますね。まず片側は余裕で入りました。
そして反対側です。ちゃんとビードを落としてから、その反対側をレバーで入れて行きます。
「でも、全くハマらない⁉️」
何これ訳が分からんぞ?いや、俺のテクが無いからなのか?
とにかくめっちゃ硬いし、入れてもスグに出て来ちゃうし、ホイールの塗装はパリパリに剥がれるし、一向に進まず時間だけが過ぎて行きました…。
俺ってセンスないの?諦めて近所のバイク屋に持って行くか?
でも、もう少し頑張ってみよう!ネットで検索してたら、新たな情報を発見✨
参考にしたのはコチラの記事です。
結束バンドでタイヤを縛ると超簡単に入るらしい。これはアイデア賞だね!ワラにもすがる思いでホームセンターへ。
これを使えば簡単に入っちゃうかもね~🎵
タイヤを思いっきり縛ります。
半分が入ったとこで、あとは体重を掛けて押し込むらしい。
「入らないんですけど…」
もう体力も限界だし、昨日のタイヤ外しで筋肉痛だし、このままだと今日中に組めないぞ?結束バンド代(500円)も無駄。
開き直って近所のバイク屋に電話。歩いて行ける距離にあるんでね。
「GWで8日まで休みっす🎵」
忘れてた…ゴールデンウィークだった。
もう1件あったハズ…。
「プルルルルル…プルルルルル…」
こっちも休みか…。
そして、先程の友達のスタンドへ
「お願いします🎵」
そうだよね!スタンドのタイヤチェンジャーで組めるじゃん!もっと早く気付けよ~💦
てな感じで時間を無駄にしましたが、機械の力を借りて簡単にタイヤが組めました🤣👍
バランス取り
もう夕方になってしまった。タイヤを組んだらバランスも取らないと。
本来なら『ホイールバランサー』なる機材を使うのですが、そんな高価なものは買えません。私の場合は宮ケ瀬の往復がメインなのでキッチリ出す必要なし。サーキットで200㌔オーバーで走るならバランスは大事だと思いますが。
そんな訳で私は専用機材は使わずに簡易的に済ませます。百均で売ってるようなシャフトをホイールに通してコンクリートブロックの上に乗せます。左右の高さが同じなら何でもイイと思います。
バランスが悪いと重たい部分が真下に来ますよね。
その逆に軽い部分が真上に来るので印を付けておきます。テープとか貼れば分かり易いのに…。面倒くさがり屋なので。
そしたら少しタイヤを回転させて、常に同じ所で止まるかを確認します。
「安定しないじゃん💦」
上には来るけど、5cmくらいの幅でバラつきます。こんな精度じゃバランス取れないぜ…。
ちゃんとした機材じゃないので、ホイールベアリングとシャフトの間に抵抗が発生して微妙な回転を妨げてるみたい。
やっぱり考えが甘かったか⁉️
途方に暮れてシャフトをグリグリ揺らしてみた。
そうするとタイヤが微妙に回転した!ホイールを揺らすことで、あと少しだけ動きたいホイールの後押しができたみたい✨
「この方法ならバッチリ✨」
どうやら正解を引いたらしい。何度も試しましたが、最後にグリグリすると同じ所が真上に来ました。これなら再現性100%だから使える✨
印を付けた位置を脱脂してウェイトを1枚ずつ貼って行きます。ウェイト貼ったらタイヤを回転させ、まだ印が真上に来るようなら、ウェイトが足りないのでもう1枚と足して行きます。
これを繰り返して印がランダムの位置で止まればホイールバランスが取れたって事です!今回は計4枚の20gでバランスが取れました✨
早く組み付けないと日が暮れちゃう💦
アクスルシャフトを入れる時に少し手こずりましたが、無事に組み付けできました✨
最後にボルト類の締め付けを再確認ね。
タイヤが無事に付いたのは嬉しいけど、
「凄い疲れました…」
この日はフロントだけで終了。
そして、次の日
「リアタイヤは外れるかな?」
センタースタンドでタイヤを浮かし、ドキドキしながら作業開始。
まずはアクスルシャフトのナット(27mm)を緩めて外します。ナットが外れたらワッシャーも外します。
次に左右のアジャストボルト(8mm)を回して、チェーンが外せるくらいまでホイールを前に移動させます。
チェーンをスプロケから外して横にズラします。アクスルシャフトを引き抜きます。ブレーキキャリパーはサポートが付いたままスイングアームの上に移動。
リアホイールが外れました。
前から気になってたハブダンパー。スプロケを回すとカチカチ言うから多少のガタが有りますね。外したらノーマルみたいなゴムの塊が入ってると思ってたけど、想像してるのと違った。それ以上に錆が凄くて衝撃を受けました! こりゃ摩耗するわ…。
それではタイヤを外します🎵
しかし、今回も30分以上は作業しましたが、ビードが落ちる気配は全く無い…。
「またかよ…」
昨日の疲れも抜けてないし、時間も無いし…。
今回は諦めるのが早かったですね。
そして、友達のスタンドへビードブレーカーを借りに行きました。
そこで気付いたのですが、ビードを下げたホイールの内側が広くなってない❗️
(写真を撮り忘れました)
「こりゃ落ちない訳だ🎵」
ノーマルホイールは約2cmくらい落とせばホイールの広くなってる場所に落ちますが、このマグホイールは、ずーっと同じ太さなんです。広くなってるのはホイールの中心部の5cmくらいの範囲だけ…。
タイヤレバーでの作業は断念して、全てタイヤチェンジャーに任せました。それでも少し苦戦しましたよ。機械を使って苦戦するんだから、このマグホイールをタイヤレバーでなんか初心者には無理🎵
タイヤチェンジャーで無事にタイヤが組めたのでバランス取り。リアも20gで落ち着きました。
タイヤを回してると、緩んだハブがズレて来てやりにくかったです。
ホイールを車体に取り付けてチェーン調整を行い、再度ボルト類の締め付けを確認!なんとか無事に組み上がりました。時計を見たら16時です。宮ケ瀬の駐車場は17時で閉まっちゃうので急いで向かわねば!
「バリ溝タイヤは安心MAX❗️」
今までの偏磨耗したタイヤとは動きがまるで違う。倒し込みもマイルドでタイヤの丸みを感じられますね。しかも全く滑る気がしない安定したグリップ!今までどんだけ酷いタイヤで走ってたのか分かりましたよ🎵 バランス取りも簡易的に行いましたが、ブラバが本領発揮する速度域でなければ振動も気にならないですね。それ以上にエンジンやチェーンの振動が多すぎて、タイヤのバランス以前の話しです…。機会があればキッチリとバランス調整して比べてみたいですけど。
リアタイヤのサイズは190→180なので見た目が細くなったかな?言わなきゃバレないよね。
マグホイールの質量
軽量化に大きく貢献するマグネシウム製ホイール。その重さは以前から気になってたのですが、ネットで調べても分からなかったので自分で測定しました。
家にある体重計にホイールを持って乗りました。どこまで正確か分からないので、参考程度に聞いて下さいね。ブレーキディスクやスプロケなど全て付いた状態での質量です。
純正ホイールの質量
【フロント】 : 7.8kg
【リア】 : 11.5kg
マグホイールの質量
【フロント】 : 5.9kg
【リア】 : 5.9kg
フロントは1.9kg リアは5.6kg 軽くなってますから、合計で 7.5kgの軽量化って凄いですね✨確かマフラー交換で12.5kg軽くなってるで、ホイールと併せると20kgの軽量化です。それでも乾燥重量で203kgなのでエンジンが重いんだな…。
☆まとめ☆
今回はタイヤ交換を全て自分で行う予定でしたが、残念ながらマグホイールの脱着は無理でした…。期待をした読者やフォロワーの皆様には本当に申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちでイッパイです。
これが今の私の実力ですね。でも純正ホイールのタイヤ交換なら今回用意した工具で十分に対応出来る自信は有ります。マグホイールは…次回もスタンドに依頼します🎵 ってことは、購入した工具は使わないのか…。
☆過去記事の紹介☆
エンジンオイル交換しました!
念願のブラバ購入記事はコチラから。
C27セレナのバッテリー交換!自分でやれば5万円も浮いた🎵
MGサザビーの完成レビュー記事はコチラから。
フィギュアの記事も有りますよん💕
今回も最後まで見て頂きありがとうございました。次回の投稿もお楽しみに~🎵
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